ABU アンバサダー。


リールなんて1台あれば釣りに行かれるのに 何台も持ちたくなってしまう不思議なリールです。


今時のリールと違って整備性も良いし、使ってバラしてまた使って。


使う度に愛着が沸いてくるんですよね。



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レコードアンバサダーや5000の赤に始まり、5000Cの黒に5000Dは緑。


このカラフルさも魅力の1つだと思っています。



じゃあ 5500Cは何色?


これは人によって違ってくるんじゃないかな。


ブルーグレーと言う人もいるでしょうし、シルバーと言う人もいるでしょう。


私のイメージだと76年辺りのグラファイトグレーでしょうかね。


84年のエビスの復刻物も確かこの辺りのカラーに近かったような気がしますね。


イメージはグラファイトグレーなんですが、好きな5500Cは?と聞かれたら断然 黒の5500Cなんです。


今みたいに中古タックルを扱っているお店が まだあまり無かった時代に 私の通っていたお店の片隅に少しですが中古リールが置いてあるコーナーが有りまして よく覗いていたんです。


ある日 そこに1台の黒い5500Cが有りました。


グレーやシルバー系の色で生産されて来た5500Cですが 79~80年に突然カップの色が黒になったんですよね。

しかも この黒が山型5500Cの最終モデルになりました。


実際に手に取って見たのは この時が初めてだったんですが、本当に格好良く見えました。


ただ この時の5500Cは かなりキズが多いうえに値段的にも手が出なかったので諦めたんですが、いつか黒の5500Cを手に入れようと強く思った出来事でした。




そして 30数年たった今 手に入れるチャンスが巡って来ました。


見つけた5500Cはカップに汚れが有り艶もあまり無く くすんだ感じ。

しかもフレーム等の金属パーツにもクスミが有って年代を感じさせる物でした。


そんな状態なので 相場価格よりも安いと感じる値段がついていたのですが、汚れていて小さなキズがパラパラ有るものの 大きなダメージは無し。

金属パーツもくすんではいるが キズはそれほど見受けられない状態。



「う~ん 行けるねコレ」


と言う訳で購入を決め 全バラして各パーツを丁寧に磨きつつオーバーホールをしました。




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1980年製造の5500Cです。


手間はかかりましたが結構キレイになったと思います。


この年代の5500Cには真鍮では無くジュラルミンのメインギアが使われていると聞いた事が有ったんですが 確かにジュラルミンのギアが入っていました。


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前から見ると山型の5000Cと一緒ですね。


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黒のハイスピードステッカーにEFマークも良い感じです。



憧れ続けたリールが目の前に有るのってヤッパリ嬉しい物ですね~。



せっかくだからノーマルのまま使おうかな?


それとも軽くいじって使おうかな?


暫くは昔みたいに枕元に置いて 夜な夜なハンドルを回しましょうかw











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