2021年08月

セルロースによるドブ漬けを重ねて 下地が完成しました。



このシャッドは予定通り14回ドブ漬けを繰り返した物です。




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ここから塗装出来る状態にして行きます。


各アイに溜まったセルロースをデザインナイフ等で剥がして行き、ボディーにサンドペーパーをあてて行きます。


240番で大きな段差を均して、400番で整えてから スポンジペーパーのスーパーファインで仕上げです。





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サンディングによって 艶が無くなったのでコートしていないバルサ地のように見えますが、実際には結構硬いコーティング膜が出来ています。


木目を活かした塗装やシルバー系のカラー以外は1度ホワイトを吹いて下地を作っておきます。



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ちょっと下地処理に甘さが残っていますが、今回はこのまま仕上げて行きたいと思います。

バルサを扱うのが久しぶりだったせいかな?


まぁ次回以降の課題と言う事でw






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これはホワイトの上にパールを吹いた後、背中に蛍光ピンクを吹いた所です。



普通のピンクよりも鮮やかな 目に飛び込んで来るようなピンクになっています。






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こちらは木目をベースにパールとオレンジを吹きました。






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バルサ色だけでは寂しい感じがしたので、ブラウンで鱗模様を入れています。




それぞれのルアーを思い思いの色に染めて、目玉を入れたらウレタンコートに進みますが、もう少し時間がかかりそうです。








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バルサ材を使用して「シャッドプラグ」を作っている訳ですが、オマケでこんなのも。





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フラットサイドのクランクベイトです。


使用したバルサは シャッドと同じく8mm厚の物。


切り出した後は ウエイトを通したワイヤーフレームを作り、溝を彫って納めます。




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フックハンガーの上に1発だけ入れました。


こうする事でウエイトを軸に パタパタと泳ぐルアーを作りたかったからです。


しっかりと接着したら 他のルアー同様カッターナイフでシェイプして、サンドペーパーで仕上げて行きます。





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さて、ようやくコーティング作業に突入する訳ですが、いきなりドブ漬けするのでは無く 先ずは薄めのセルロース(セルロース1:シンナー4)を刷毛で塗って 目止めを行って行きます。


この作業をやらないと、セルロースに漬けた際 ず~っと細かい気泡が出続けますし、薄めのセルロースを吸わせる事で柔らかいバルサ材をある程度「締める」事が出来ると思うので行っています。




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大きめの刷毛でタップリと塗って行くのですが、塗ると言うよりもボディーに乗せて行く感じですかね。


あまりタップリと乗せると垂れてしまいそうですが 結構バルサが吸うので、乗せたセルロースを刷毛で伸ばす感じで行うと良いと思います。




この作業が終わったら 丸1日放置し しっかりと乾燥させます。





さて、ここからは とても分かりにくい写真が続きますが どうかご了承下さいねw





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これは 丸1日乾燥させたボディーなんですが、激しく毛羽立っているのが お分かり頂けるでしょうか?


この毛羽立ちをスポンジペーパーのスーパーファインでさらっと撫でてやります。



毛羽立ちが取れてツルっとしたら 再度同じセルロースを刷毛で塗って行きますが、今度はそこまで吸いませんので程々に。



しっかりと乾燥したら 同じくスポンジペーパーで軽く撫でるようにサンディングして この工程は終了です。





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サンディング終了後の写真です。


バルサも締まり、毛羽立ちも無くなりました。






後は ひたすらドブ漬けの日々を過ごす訳ですなw







気温も高いので 6時間程度の乾燥時間を取りながら 5回程行った所です。




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この作業を シャッドとフラットサイドクランクで14回。


でかいシャッドは20回程行う予定です。









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久しぶりにバルサでシャッドプラグを削り コーティング直前まで出来たのですが、どうせなら もう少し削って行こうかと思いまして こんなの作ってます。



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ミノーシェイプのシャッドプラグ。


大きな「パタパタ系アクション」では無く、あくまでもナチュラルなアクションを狙ってみたいと思います。



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切り出したバルサを2枚合わせて平滑な面を出しておきます。



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前回のシャッドは普通のステンレスワイヤーを使用していましたが、こちらはハードステンとかバネステンなんて呼ばれる かったいワイヤーを使用しております。


よく釣具屋さんで見掛ける天秤用のアレです。


このかったいワイヤーを気合いで曲げて スレッドにて補強しておきます。


なんで こっちだけそんな事をするかと言いますと…




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120mmと言うバス用のシャッドプラグとしては 大きめのサイズで作っているからです。


このサイズだと もしかしたらデッカイのが食って来たりして…と言う妄想からハードなワイヤーフレームを作ってみた次第ですが、実際には そうとも限りませんし 何となくやってみたかっただけかもw


まぁ このサイズのルアーだったら丈夫に作っておいて損はないでしょうからね。


個人的にはハードステンでは無く 軟質のステンワイヤーでもバス相手だったら特に問題無いと思っています。





内部が出来たら 接着して削って行きます。


頭とお尻を細くしてから 角を落として行くのは前回のシャッドと一緒です。



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こんな感じに削ってから サンドペーパーで滑らかにして行きましょう。


180番で大まかに削ってから 400番で仕上げます。





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これでサンディング終了です。





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前回の80mmシャッドとパチリ。


ボリュームが全然違いますね。


私の中ではビッグベイトの域ですw




さて次回はコーティングかな?


それとも まだ削るかな?w











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前回 ここまで進めたバルサシャッド製作ですが、次にワイヤーの収まる溝とウエイトホールを彫って行きます。


ワイヤー用の溝は1.5mmの結構細い丸刀とデザインナイフを使って彫るのですが、溝が浅いとボディーに隙間が出来ますし、深すぎるとワイヤーがボディー内で遊んでしまうので 注意深く行います。


ワイヤー用の溝が彫れたら ウエイトホールを彫る所にポンチを押し当てて 少しだけバルサを剥がしておきます。


ポンチで付けた溝から はみ出さないように注意しながらリューターで彫ったらウエイトホールの完成です。





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このまま左右を合わせてボディーが浮かなければOKですが、隙間が出来るようなら様子を見ながら調整します。


因みに今回は前後とも7mmの鉛玉を使用していますが、後ろの穴だけ8mmで彫っています。


つまり 後ろのウエイトがラトルとして機能するようになっている訳ですね。




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ウエイトホールを削ったままの状態だと「コトコト」と言うような低い音に。


ウエイトホールに瞬間接着剤を滴して固めてあげると「カタカタ」と若干高く硬い感じの音になりますね。


今回は瞬間接着剤を滴してコートしましたので「カタカタ」です。




ワイヤーとウエイトボールを忘れずに入れてから 左右のボディーをきちんと合わせ 適当な板で当て木をして強力クリップで固定します。


後は各アイから瞬間接着剤を少しずつ流し入れて そのまま暫く放置しておきます。






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これでただのバルサ板から ルアーブランクに変身しましたねw






さてここから いよいよボディーの削り出しに入って行きます。




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こんな型紙を用意して ヘッドとテールのラインを入れて行きます。



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こんな風にラインを入れたら カッターナイフで慎重にカットして行きます。


今まで桧等のハードウッドと言われる木材を切り出しナイフで削っていたので 力の入れ加減が全く違います。


本当に「サクサク」削れるので 削り過ぎに注意ですw


ただ、力加減が違うだけで やっている事は一緒なんですけどねw




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ヘッドとテールのラインがキレイに出たら ボディーが8角形になるように削って行き、更に角を落として行きます。


ハードウッドと違い バルサはサンドペーパーでも ザクザク削れますので 大まかな形が出たら 180番のペーパーで削って行き、400番で仕上げます。


久しぶりのバルサですが 桧なんかと比べると ボディー整形が楽ですね~w




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取り敢えず シャッドのボディーが2つ出来上がりました🎵




さて 次にコーティング作業に入るのですが せっかく久しぶりにバルサでルアー作るんだから もう少し何かけずりましょうかね~?













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随分と放置してしまいましたが、久しぶりの投稿です。


何でもかんでもコロナのせいにしちゃイケナイのは分かっているつもり何ですが、どうにも力が入らないんですよね~

色々な事に力が入らない。


そうは言っても仕事はおろそかに出来ないので頑張って働いていたのですが その他がね…



このままじゃイカン!

と思い立ち、ルアー作りとblogを再開して行きたいと思います。




「で、今度はどんなの作るつもりだい?」


なんて自分に問いかけてみても なかなか考えがまとまらないので、思いきって今までのハードウッドルアーでは無く バルサを使ったルアーを作って見ようかと思いました。



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バルサシートを引っ張り出すのは久しぶりですw


この 8mmのバルサでシャッドプラグを作って行こうと思います。


いつもの様に 厚紙に作りたいルアーの形を描いて ハサミでカットします。


出来た型紙をバルサシートにあててボールペンでトレースして行きます。


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こんな感じですね。


いつも使っている 桧やバスウッドなんかだと電動糸鋸で切り出すのですが、バルサの場合はカッターナイフで切れます。


4~5mm位の厚みだと スパッと1回でカット出来るのですが それ以上になると3~4回なぞって切る感じになりますので 抑える方の手に作業用手袋をはめて 慎重にカットして行きます。



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取り敢えず こんな感じに切り出したら 2枚をしっかり合わせてきちんとボディーラインを出して行きます。


ボディーラインが整ったらサンドペーパーをかけて滑らかな曲線を出しておきます。




そう言えば 最近こんな物を買いました。




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ネイル用の小型集塵機です。


木工旋盤を使う時は 掃除機の先を木材の側に固定してスイッチを入れた状態で使う事で 木粉が舞ってしまうのを防止しているのですが、手作業でサンディングする時に舞ってしまうのを何とか出来ないかと思い 購入して見ました。


使い方は簡単で 上にティッシュペーパーを1枚乗せてスイッチON。



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するとティッシュペーパーが本体にピタッとくっつくので サンディングを開始します。




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削り終わったらスイッチを切って ティッシュを丸めて捨てれば良い訳です。


正直 吸引力はそれほどでも有りませんが、削りカスがティッシュペーパーの上で留まってくれるので 余計に舞い上がったりしませんし、片付けも簡単なので私は重宝しています。





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さて こんな感じに出来たら ステンレス線で内部フレームを作って行きます。




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精密ドライバーに巻き付けて根元をペンチで締めて アイを作って行きます。



フレームが完成したら ボディーに乗せてギュウ~と挟み込みます。


そこで付いた線をボールペンでなぞってハッキリ見えるようにしてから ウエイトホールを彫る為の目印を入れておきます。



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この後 彫刻刀やリューターを使って溝等を彫って行きますが 続きはまた後日。









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