2020年02月

休日を利用して塗装作業を進めております。


前回 大まかな塗装はしておいたので 今回は細部の塗装とアクセントになるようなカラーを吹いて行きました。


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前回 チュールをかけてオリーブを吹いたルアーです。


今回は仕上げとして 背中にダークな感じのブラウンを吹きました。


アイラインも同じブラウンで。


イメージとしては「クリークチャブ」な感じで塗ったつもりなんですが、少し地味すぎるかな?と思い腹にオレンジを入れて見ました。


私は余り地味なルアーは使い続けられない人間な物ですからw




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グリーンシャッド。


単純な配色ですが オールド感溢れるカラーパターンで 最近特にお気に入りのカラーです。


以前の物は背中のグリーンの上に シルバーを吹いてから クリアカラーで仕上げていましたが、今回はよりオールド感を出す為にガイアノーツさんの「パールゴールド」を吹いています。


普通のゴールドだと粒子が荒いのでノズルの細いエアブラシだと とても詰まりやすいのですが、このパールゴールドは粒子の細かいパールに金色っぽい色がついている感じなので ノズルも詰まり難く吹きやすいと思います。



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これはカラー名はわからないのですが

「ザ オールドタックル」と言う本に載っているウッド製のヘドンルアーに塗られているカラーを参考にして塗った物です。


なにぶん古いルアーなので無数にクラックが走り カラー自体もだいぶ退色している様なので元の色味はわからないのですが 参考にさせて頂きました。


オレンジのお腹にブラウンの背中。

そのブラウンの上にグリーンのスケールが吹いて有るようです。


オレンジとブラウンはそのままにして チュールをかけて全体的にシルバーを吹いて見ました。

ブラウンの上にあたる所にクリアグリーンを重ねて行き 発色させます。


オレンジの上に乗ったシルバースケールが少し浮いているように感じられたので クリアイエローを軽くかけて落ち着かせました。


自分では なかなか良い感じのパターンに仕上がったと思い 満足しています。



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今回は他のルアー達もオールド風に仕上げて行こうと思っています。


もう少し色を足したりしたら塗装は終了となります。


完成が楽しみな所ですが 最後にウレタンコートと言う苦行が待っているんですねぇw





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シーズンオフの休日にエグリ旅と称して中古屋さんを2~3件廻るのが大好きだったんですが ここ数年はあんまり行かなくなってしまいました。


代わりと言ってはなんですが 仕事帰りに中古も扱っているショップさんに ちょっと立ち寄って気になったルアーを少しだけ つまんで来るのが楽しみになりつつあります。


最近購入したルアー達がこれ


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特に珍しい物は有りませんが なんとなく気になったルアーを少しずつねw



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ズイールさんのプロップです。

お腹には2005とあります。


このパーチカラーは綺麗ですね。

グリーンとパールの使い方が絶妙だと思います。


初期の頃のシンプルで武骨な感じのズイールも迫力が有って良いですが、この位の年代の物も塗りが綺麗で良いですね。


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ワーデンス ティンバータイガーです。


このクランクは面白い形をしていて 私は結構好きです。

とにかく根掛かりしないようにと 設計した人の気持ちが伝わって来るような気がしますねw

でも 実際にはどうなんですかね?

そこまで使い込んで無いので良く分かりませんが…


ただ 動き自体は良いので 釣れるクランクなんだと思います。


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レーベル サスペンドR 。


多分 そんなに使わないw


いや 使わないとは思うんだけど 見つけるとつい買ってしまう不思議なルアー。


これって現行品なのかな?


たまに見かけるけど どれも美品ばかり。


買っても使わない代表選手かもw



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タックルハウス エルフィンシケーダ。


これは もともとトラウト用らしく、本湖での春蝉パターンの為に開発されたそうですが バスにも当然使えると思って購入しました。


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小さいのに充分な浮力を確保した扁平ボディーに立ち気味の幅広リップ。


このフォルムからも分かる通り 大きなウォブリングを見せます。


更に フリーで仕込まれたステンレスボールが左右の内壁にヒットする度に

「カタ カタ カタッ!」

っと けたたましく鳴り響きます。


このアクションと音は結構バスに効くと思います。

ただ 子バスキラーになりそうですがw




そして 最後にこんなのを


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お値段 330円。


買いますか?


通常なら一瞬で「スルー」するルアーです。


ルアーと言うよりジャンク品ですしね。


50円でも買わないような物なんですが 今回ちょうどルアー制作と同時進行で いくつかのルアーをリペイントしているので目にとまりました。


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う~ん 結構頑張って塗装落としているし 表面ツルツルだし クリアーカラーとして使いたかったのかな?


それとも リペイントしようとして挫折したのかな?



んで リップの裏には


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ストーム ショートワートです。


このルアー見た時に

「あっ これって私が買うべきブランクだな!」

って勝手に思って購入しましたw


形はどうあれ 出会いって面白い物だなと思う今日この頃です。



さて どう仕上げましょうかね?


丸裸のショートワート君をw






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最近、老眼鏡をかけているのに色々な物が凄く見えづらい。


このままではイカンと思い 掛かり付けの眼科に行って来ました。


すると現在使用している老眼鏡では全然足りていないとの事。


考えて見れば 今使っている眼鏡は7年も前に作った物でして そりゃ当然作り直しも必要になりますわね。


そこで 検眼して貰い処方箋を作って頂きました。


近日中に新しい眼鏡を作りに行かないと。



そんな訳で 午前中は潰れてしまったのですが 午後はペンシルベイトの塗装を開始致しました。




まずは 全てのブランクを白く塗りつぶします。


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以前も書いたように「ガイアノーツ」さんのホワイトが隠蔽力もそこそこ高く とても気にいって使っているのですが、そうは言っても やはり白は白なので 全てが真っ白になる訳では有りません。


もし 木目やウェイトホールの位置を完全に隠そうと思ったら 一度シルバーを吹いてしまうと良いのですが、そうすると 今度はその上に乗せるホワイトが少し鈍い感じになってしまいます。


ですので今回は うっすらとウェイトホールの埋め後が出ていますが それもまたオールドテイストだと思い そのまま進める事にしました。



ホワイトで下地を作ったら 更にそれぞれのカラーのベース色を吹いて行きます。


パールだったり イエローだったり オレンジだったり…


それらが綺麗に塗り終わったら いよいよ各種カラーを重ねて行きます。


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これは手芸用の「チュール」と言う網を洗濯バサミや目玉クリップで抑えている所です。


ここに好みのカラーを吹いて行くのですが、この時も やや薄めの塗料を何回かに分けて吹き重ねた方が綺麗に仕上がるように思います。



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ホワイトの上にオリーブのスケールを吹いた所です。

(因みにこのオリーブは5回程重ねています)


ホワイト等の淡い色の上に濃い色を乗せる場合は 薄めた塗料を吹き重ねて行く仕上げ方の良さがハッキリと出るように思います。


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イエローの上にグリーンです。


この後 お腹にオレンジを入れて 背中を黒で締めたら完成となります。



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なかなか賑やかな感じになって来ましたねw



ハンドカービングでルアーの形を出して行くのが大好きなんですが、この塗装工程もヤッパリ凄く楽しいです。


木片がブランクになり ルアーへと育って行く。


精一杯のお化粧をしてあげないといけませんねw





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目止めコーティングを2回行った後 濃いセルロースで8回程ディッピングを行い 下地作りがほぼ終了しました。


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艶の有る良い仕上がりなんですが、よく見ると表面に細かな凹凸や 僅かにセルロースの溜まりなどが見て取れますので これをスポンジペーパーを使って取り去って行きます。


ファインとスーパーファインを使い分けて 表面をツルツルに仕上げます。

ただ せっかく作ったセルロースの下地ですから 削り過ぎに注意ですね。



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ペーパーをかけ終えた状態です。

艶が無くなったのが分かると思いますが 実際に指で触って見ると 艶の有る最初の写真のブランクよりも こちらの方が明らかにスベスベになっています。


これ、結構時間が掛かるのですが 1度やりだすと止まらなくなる不思議な作業ですw



さて この後はボール盤を使って「アイホール」を開けて行くのですが 私はこの時に丸くくりぬいたマスキングテープを貼って位置決めをしています。


マスキングテープなら下地を汚しませんし 剥がすのも楽ですしね。


出来るだけ左右対称になるようにして 自分のイメージに合う位置を出します。


位置が決定したら サインペンなどで中心に点を打ち、そこにニードル等で印を付けておきます。


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見辛いかもしれませんが ニードルで印を付けた所です。


後は 枕になるような木片で角度を固定して 深さに注意しつつボール盤で穴を開けて行きます。



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で、開け終えたのがこちら。


なんだか 3分クッキングみたいですなw



開けたアイホールの周りはセルロースコートのバリが出来ますので これを回転砥石とスポンジペーパーで均しておきます。


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こんな感じのビットをリューターに付けてバリを取り去る訳です。



綺麗にバリが取れて 目の周りを均したら 筆を使ってアイホールに目止め用のセルロースを塗ります。


このセルロースが乾燥したら 再度セルロースセメントにディッピングを行います。


アイホールにセルロースが溜まったり 気泡が入ったりしないように注意して2回ディッピングを行い、さらに目の細かいスポンジペーパーで表面を整えたら下地の完成です。



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さて 下地がきちんと出来たら いよいよ塗装工程に突入致します。


オールドルアーのようなカラーが似合うペンシルを作りたいと思って始めた訳ですから なるべく そういう方向で塗って行きたいと思います。






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ようやくセルロースコートに突入です。


最初は 目止めの意味で薄めたセルロースに浸けるのですが 薄め方は人それぞれでしょうし、何よりメーカーによって濃度がかなり違うので この辺は自分の好みの濃度を探さないといけませんね。


以前も書いたと思いますが 私の場合はFOKの物をセルロース 1 セルロース薄め液 1.5 の割合で薄めた物を使用しています。

ただ この割合はあくまでも私が使いやすいと思う割合ですし もう少し薄い物の方が使いやすいと思う方もいらっしゃるかと思います。



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ツルツルに仕上げたブランクもセルロースにどぶ浸けして乾燥させると毛羽立ちが出ます。


それでも ざらつきの有るブランクをコーティングした時よりも 明らかに毛羽立ちの少ない仕上がりになります。



完全に乾燥させたブランクにスポンジペーパーをかけて行きますが 毛羽立ちが少ない分軽く撫でるようにかけるだけで ツルツルな仕上がりになりますね。


この後 もう一度薄いセルロースにどぶ浸けしてからサンディングをして 濃いセルロースコートに移ります。


因みに この目止めの工程は薄めたクリアラッカーの筆塗りでも出来ますので お好みで選択されると良いかと思います。




この後しばらくはセルロースどぶ浸けと数回に一度のサンディングの繰り返しと言う単調作業となりますので 根気よく丁寧に行っていきたいと思います。









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