2019年12月

今年もそろそろ終わりが近づいて来ましたね。


色々なルアーを作ったり、道具いじりを楽しんだりと 楽しい一年になりました。


残念だったのは 釣行回数が少なかった事ですね。


まぁ これは今年に限らず ここ数年の傾向なんですが、子供がまだまだ手が掛かると言う事と 奥さんの仕事が色々と動き出す時期が重なったと言う事。

後は尋常で無い猛暑に老体が追い付かなくなって来た事が原因ですかねw


来年こそは❗と言いたい所ですが まだしばらくはこんな感じで過ごして行く事になりそうですね。


家族の事 仕事の事

そう言った事をきちんとこなしているからこそ 家族も私の釣行やルアー作りを認めてくれているんだと思っています。


さて 今年も色々と楽しめたのですが 特に印象に残っているのが


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ヤッパリこの二つですかね。


このフジグリップは

「チャンピオンフェルールに対応できるフジグリップが欲しい❗」

と 思い付き NAコネットのグリップをベースに色々と考えながら完成させた物です。


このグリップを完成させた事で

「欲しいと思った物、頭の中で思い描いた物を自分の力で形にする」

と言う 貴重な体験をし、また考える楽しみを教えて貰った気がします。



そしてルアーでは ウンデッドミノーレプリカですね。


これも

「手に入り難いオールドルアーを気兼ね無く使いたい」

との思いから作り始めた物なんですが、結局アイやペラまで自作すると言う手の込んだ物となりました。



この二つは 完成した時に 今までの道具いじりやハンドメイドルアーの完成では味わった事の無い満足感、達成感を得る事が出来ました。


釣りに興味の無い人から見れば たかが釣り道具かも知れませんが 色々な事を考えさせてくれたり、今まで気付かなかった何かを教えて貰ったりしている気がします。



さて 来年は一体どんな年になるのでしょうね?


今はまだ 分かるハズも有りませんが 自分の中では 何かひとつでも今までやった事の無い物に挑戦して見たいと考えております。


それが 大好きな釣りの事になるのか、それとも別の事になるのか・・・


どちらにしても 健康に気遣い、家族を大切にし 楽しい一年にしたいものですね。




このブログを読んで下さった皆様。


一年間本当にありがとうございました。


良いお年をお迎え下さい。


そして 来年も宜しくお願い致します❗




ようやく正月休みに突入しましたが まだまだのんびりする訳には行きません。


掃除に洗濯にと やる事は沢山有ります。


家事もしなきゃいけないけれど 完成間近のルアー達もほっとく訳には行かないですよねw



いつものように 砂吹きを二回行ってから厚吹きを行います。

ウレタンが硬化したら 目の細かいスポンジペーパーにて足付けをします。

この作業をする事で 次に吹き付けるウレタンを出来るだけ密着させようと言う訳です。


いつもは この厚吹きを3回程繰り返すのですが、今回は2回で仕上げたいと思います。

これは 今回作っているルアーがサイズの小さい物だったり 極力浮力を活かしたい物だったりする為です。


吹き付けとは言え たっぷりと吹くとそれなりの重さになりますし 当然浮力も落ちてしまいます。


この厚吹きを二回行った後 更に目の細かいスポンジペーパーで表面を慣らし 今までよりも若干薄目のウレタンで最後のコートを行います。


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コートが終了したスイカ風

良い艶が出てますね🎵


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JPS 風


ジョン プレイヤー スペシャル風です。




・・・・・





すいません ジム フィファー スペシャルです。



いま不覚にも クスッとしてしまったり セナの顔が浮かんじゃった方は立派なおじさんですなw


ちょっと顔のシルバーが小さかったかな?




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イエローパールにオレンジバックのダーター。


これは使えるルアーになるはずなんですが、そうそう上手く行かないのが世の常なんですよねw


こんな感じにコート出来れば良いのですが時にはこんな事も

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見辛いかも知れませんが 蛍光灯の反射の下に有る小さく光った点は実は埃なんです。


最終コートの時には かなり埃に気を付けているつもりですが 完全に埃を締め出すなんて事はまず無理でしょうし、着いてしまった後のリカバリーをきちんとする事が大切かと思います。


このように埃が入ってしまった場合、焦ってピンセット等で取ろうとすると まず失敗します。

これは私も何回かやりましたので 経験談ですw


今のところ 埃が入ってしまった時は焦らずに そのまま硬化させてしまうのが最良の手段だと考えています。

硬化後 最後のコーティング前に行うサンディングを施し もう一度薄目のウレタンで仕上げるのです。


つまり 最終コートと同じ事をやり直すだけ。



これならそれ程難しくないと思います。



ただし あんまり埃や艶に拘り過ぎると いつまで経っても完成しませんので御注意を。


拘り過ぎて何時までも完成しないルアーより フィールドで暴れまくってくれるルアーの方が何倍も輝いて見えますからw
















無事に今年の仕事を納めて 自分へのちょっとしたご褒美に欲しかったルアーを二つばかり購入。


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ヘドン 原点回帰シリーズのチャガースプークです。

随分前に復刻された物が ひとつ有るのですが、このXRYのチャガーがどうしても欲しかったんですよね。


私の中でヘドンと言えば このXRYなんです。

確か一番最初に手に入れたヘドンがXRYのオリザラだった気がするのですが、何しろ遠い過去の記憶なので間違っているかもw


他の骨カラーも勿論好きなんですが この黄色は特に好きですね。


原点回帰シリーズのオリザラがとても気に入ったので このチャガーも買って見ましたが、塗装は良いのですが 首のパーティングラインの処理が今ひとつな感じなんですよね。

勿論個体差が有るのでしょうが もう少し頑張って欲しかったかな。


そして もう1つが 復刻の話しを聞いて

「絶対に手に入れねば❗」

と 思いつつ 買いそびれていた


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ウンデッドスプーク ようやくGETですw

「どの色買おうかなぁ~」

なんて思っているうちに 店頭から姿を消してしまいましてw

何処にでも置いて有るようなルアーでは無いので 困っていたんですが本当にようやくって感じです。


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このルアーに関しては 仕上げがどうとか、塗りがどうとかよりも 復刻させてくれただけで有り難いです。



ザラIIボディーの物も良いルアーなのでしょうが やはりこの位のサイズの方が私的には断然使い易いです。


野池や小場所で大きいルアーが駄目な訳では無いのですが やはりアベレージサイズの事や場荒れの事を考えると この位のサイズがベストかな?と。




前後 逆回転かと思っていたら同回転でちょっとビックリw


ただ このウンデッドは直ペラなので自分好みに調整出来ます。

私は 早速逆回転にして 捻りや角度を調整して見ました。



色々と動かして見ましたが このルアーに熱狂的なファンの方々がいるのが良く分かりますね。

一点でネチネチ首振らせても良いし 派手にジャークしても良い。

ロッドワーク次第で水中に突っ込ませる事も出来るし。

これは来シーズン使うのが本当に楽しみです。



欲を言えば カリペラ仕様も欲しいなぁ~


スミスさんのファクトリーカラーはカリペラついてるんですよね~。

でも 売って無いし…


もう1つ買って 自分でカリペラ仕様に仕立て上げちゃおうかな~



せっかく復刻させてくれたんだから もう1つなんて言ってないで あと2~3個行っとかないといけないかな?w













数日前 取り寄せをお願いしていたルアーパーツが入荷したとの事で 仕事帰りにショップさんへGO。


その時に ちょっと覗いた中古ルアーコーナーに「ファットラップラパラ」が有りました。


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少し汚れていたし リップも黄変していたのですが、キズもそれ程無く汚れも簡単に落とせそうだったので購入。


550円は微妙な感じですが、好きなパーチカラーだったので押さえておきました。


帰宅してから汚れを落として手持ちのファットラップと並べて見たら…


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リップが違う。


お恥ずかしい話しですが、実はファットラップって皆同じだと思ってました。


フィンランド生産とアイルランド生産が有るのは聞いた事が有りましたが リップの違いって知らなかったんです。


ただ これは生産国では無くて年代によって違うみたいですね。


因みに1番左が30年位前(?)に購入してずっと使用していた物。

真ん中は以前中古屋さんで見つけた物。

この二つはフィンランド生産です。


そして今回のパーチはアイルランド生産でした。


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オールドと比べると ボディー自体はそれ程違いは無いように感じます。


リップは幾分短くて厚みが有り、差し込みも浅いです。

角度も少し急な感じですね。



じゃあ実際にアクションに違いは有るのだろうか?

と 気になったので比べて見ました。



まずはクロータッドから。


アクションはタイトでピリピリとしたウォブリングと言うかバイブレーションと言うか、とにかく小刻みなアクションです。

リップがきちんとフロントフックを隠す位の前傾姿勢で 小気味良く動きます。


次にパーチ。


さほど違いは見受けられませんが 少しだけタイトかな?と感じる程度です。

スイム姿勢は若干水平寄り。

つまり オールドよりも前傾姿勢が緩やかで リップの先端からフロントフックが少し出る位に見えますね。


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この程度の違いなら 全く問題無いように思えますが 今回比べて見て気がついた事がひとつ。


それが

「浮力が全く違う」

と言う事です。


クロータッドを泳がせていた時は 普通にフローティングと言う認識でしたが 正直こんな物だったっけ?と感じる位の浮力でした。

つまり バルサにしては物足りない感じ。


次に泳がせたパーチに至っては

「スローフロートじゃん!」

と言う位浮き上がりが遅くてビックリしました。



じゃ 黒銀は?


「これこそ バルサクランク❗」

って感じの高浮力。



この違いって何処から来るんだろ?と 自分なりに考えてみました。


先ずはフィンランド生産の二点ですが 使用されているバルサの比重の差も勿論有ると思うのですが、フィニッシュによる違いが大きいのではないかなぁ?と。

クロータッドの方は いかにも硬そうな厚いホイルのような物にくるまれているように見えます。


この素材って 実際に結構硬い様で 色々とダメージを受けているはずなんですが おそらくミスキャストで入ったであろう軽いクラックがテールに有る位で後はフックサークルが入っている程度です。


対して黒銀の方は シンプルにホイルフィニッシュです。


この二つの浮力差は こんな所が原因なのかな?と思うのですが、問題はパーチの方。


このパーチもホイルフィニッシュなんですが 黒銀とは全く浮力が違う。


「使用されているバルサの個体差」

で片付けてしまって良い物か?と悩んでしまうレベルです。


そこで 全く同じフック、スプリットリングを装着して それぞれのウェイトを量って見る事にしました。

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クロータッドは 9.8g


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黒銀が 8.5g


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パーチは10.1g


これはちょっとビックリな結果でしたね。


黒銀とパーチで1.6gの差が有る事が分かりました。


確かにパーチの方はトップコートも少し厚い感じに見えるのですが ここまで違うとは。


おそらくですが 黒銀の方は高浮力のバルサが使われている上にコートも少し薄い。


それに比べて パーチの方は浮力の低いバルサに厚いコート。


それで ここまで差が出たのでは無いかな?


一般的には黒銀の方が「当たり」でパーチは「外れ」なんて言われそうですが 実際には一概に言えないんだろうと思います。


高浮力のクランクでカバーに当てる釣りには 黒銀の様なルアーが向いているでしょうし、よりスローに引きたい時にはパーチの方が向いているのかも知れません。


「トッププロと言われる人達は同じバルサクランクを大量に購入し、その中から当たりルアーを探す」

なんて話しを聞きますが、私のようなお遊びアングラーは手に入ったルアーを適材適所で使うのが正解だと思いますし 大体そんな財力は有りませんw



今回 なんとなく気になった事を自分なりに考えてみましたが こんな風に色々と検証したり 推測や想像するのも面白いですね。


ただ あくまでも少ない個体での事ですし、アクションや浮き方も私の個人的な考えですので その辺はご了承下さいね。


いや~ 550円で随分楽しませて頂きましたw










12月に入ってから 何かと職場の人間関係がギクシャクしだしまして 火消しに奔走しておりました。


12月はただでさえ忙しいんだから 仲良くやってくれよ… 大人なんだし…



そんなこんなで漸く今週末はゆっくり出来ると思っていたら 奥さん出張ですって。



朝から掃除やら洗濯やらを済ませて久しぶりにバイクで出掛けようかと思ったら 結構寒い。


「鼻声だし今無理するとヤバいかな?」

と 言う訳で今日はお買い物はやめて 作りかけのルアーを塗る事にしました。


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スイカ 14KCD JPS

まぁ全部「風味」って感じですがw

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今回 ダーターも作っています。


色を塗っていて何時も思うのですが、どうしても毎回同じようなカラーリングになってしまうんですよね。


基本的に自分で使う為に作っている物なので 自然と自分の好きな色、良く使う色に塗ってしまいます。


時々わざと余り使わない色 変わった色に塗ったりもするのですが、そう言うカラーはどうしても使う機会が少なくなるので 釣果も期待出来ないし、そもそも好きな色じゃ無いから釣行時の選抜から漏れやすい。


せっかく冒険して変わったカラーに塗ったのなら、釣行時も冒険してそのカラーを使い込めば良いのですが どうしても好きな色に逃げてしまう。


そうなるとヤッパリ同じようなカラーリングのルアーばかりになってしまう。




これ実は相当前から抱えていた問題なんです。

私のストックボックスを開けると 緑系と黄色系が非常に多いです。


関東マッディーフィールドで育った私には チャートとライムグリーンなんですよw


カラーリングを楽しむには 色々なパターンを塗りたい。


しかし 毎回使うカラーは ある程度決まってしまっている。


う〰️ん ジレンマです。




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