2019年05月

仕事の後 時間が取れたので 度々お世話になっている釣具屋さんへ。

お目当てはこちら


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アベイルさんの角爪5本ドラグ (ガンメタ) です。


以前から4500Cブルーグレーに入れたら格好良いだろうな~ と思っていたんですが、ついつい後回しにしていました。


最近あまり時間的に余裕が無く お店に行っても買う物買ったら直ぐにお店を出る感じだったのですが、今日は少し余裕が有ったのでじっくりと店内を眺める事にしました。

品数自体は決して多い訳では無いのですが(失礼!)、時々面白い物が有ったりする不思議なお店なんですよね。


で 店内を見回すと以前よりもワームが増えていて プラグのコーナーが狭くなっている!

う~ん 時代の流れなんでしょうかね?

それでも 他のお店とは違ったルアー達を見ているのは楽しい物です。


で、じっくりと見ていると・・・


あれ?

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値札が2つw

超飴色パッケージですよw

中のルアーのカラーが良く分からない位のパッケージに しびれてしまいましたw

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ゴールドメッキにブラックバックのシンプルだけど綺麗なカラーの様ですw

リップに刻印のタイプ。

パッケージの裏を見るとメキシコ物みたいですね。

フックはイーグルクローを装備しています。

暫く考えていたのですが ここで出会ったのも何かの縁かと思い レジに持って行くと店長さんが

「ホッテントットなんて渋いですね」と微笑んで下さったので

「このルアーを普通に置いている あなたのお店の方が数倍渋いですよ!」

と 心の中で返しておきましたw


やっぱこのお店 面白いわ🎵







やっと重い腰を上げ GWに削り溜めたブランクを仕上げて行く事にしました。

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FOKのセルロースセメントをシンナーで薄めた物
(セルロース1: シンナー1.5)
にどぶ浸けし 乾燥後スポンジペーパーで軽くサンディング。

これを3回程繰り返すと スベスベの肌になります。


人によっては この作業をせずにいきなりコーティング用のセルロースに浸ける方もいらしゃる様ですが この辺は人それぞれ考え方が有ると思います。


私は以前から このやり方でやっていますし、綺麗に下地を作る為の大切な工程だと思っているので欠かしません。


クリアラッカーの筆塗りでも良いのですが、コーティング用のセルロースと相性が良くないと セルロースを弾いたりしますので注意が必要です。

その点 同じメーカーの同じセルロースを濃度を変えて使用しているので当然 弾き等も気にせずに使えます。



下地作りに関しては 今まで随分と試行錯誤してきましたが、やはり私的には この薄いセルロースで肌を整えてから 濃い目のセルロースで強度を出す と言うやり方が良いと感じています。

余程の不具合が出ない限り このやり方でやって行きます。




時々 作りたくなる大きなプラグ。


60mmのシャッドタイプで満足していれば良かったのですが、でかくて格好良い奴が欲しくなり 自分なりに真剣に考えて色々と作りました。


1ozクラスのホイルフィニッシュノイジーの大きくインパクトの有る泳ぎを見て 今度は少し毛色の違った奴を作ろうかと・・・


イメージは『サソリ』で ジョイントにしてテールにペラも付けて スーパーアピールのルアーを❗

リグだけでも結構な重量になりそうなので ある程度浮力の有る杉を使用して作る事にしました。


型紙作って削りだして・・・

どうせなら ウイングもでかくて派手な奴を・・・





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「デビルウイ〰️ング‼️」w

良いです。格好良い。

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さすがにウイングがでかくて 時々逆さに浮いちゃう事が有ったんですが、んじゃブレード追加しちゃえ って事で腹に装着して逆さ浮き解消。

しかも クロールアクションに伴いブレードもヒラヒラとアピール。


怪我の巧妙w


こんなに色んな物付けちゃったら アクションおかしくなっちゃうんじゃないの?

なんて思ったりもしたのですが これが良い動きをするんですよ。


でかいウイングで水を掻き分け 腹のブレードがヒラヒラして テールのペラもきちんとアピールする。


これが完成した時 結構嬉しかったんですよね🎵

ちょっとした水場で泳がせながらニヤニヤしてました。


で、実際に釣りに持って行こうと準備をしている時。


「陸っぱりだってのに こんなに場所を取るルアーを持って行くのか?」


私は現在 100%陸っぱり釣行なので 極力少ない荷物で行くように心掛けています。

ロッド1~2本に小型のショルダーバッグと言うのが定番のスタイルです。

当然 BOXもそれ程大きく有りません。

大きなボディーと折り畳めないウイング。

「スペース取り過ぎ・・・」




それでもせっかく作ったので持って行く事にしましたが、やっぱり場所取ります😢


実際に使って見ると 良いルアーだとは思いますが 大きい上にアピール力が強過ぎて私が行く小規模野池では 持て余してしまう感じ。

キャスト自体も『よっこいしょ投げ』になってしまいますし 大きなウイングの為 ショートキャスト以外は投げ難い・・・


結局「格好良いんだけどなぁ」とか思いつつも ストックBOXで眠り続けている訳です。

でも こんなルアーも無駄じゃ無いと思っています。

思い付きで作ったルアーが どれもこれも凄いルアーだったら 私は今頃ルアー作りで食ってるでしょう。

しかし ルアー作り自体はつまらなくなってしまっていると思います。

try & error

だから面白いんだと思います。


こんな感じのでかいルアーは随分と前に作ったルアー達です。

じゃ その後はどうなったのか?




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今度は小さくなりましたw

try & error

良い言葉です。





完 w










シェイクで細かい波紋を出し。

テーブルターンもお手の物。

そしてお約束のクロールアクション。



芸達者で使っていて楽しいノイジープラグ。


そして悪魔のささやき。


「アルミ貼っちゃえよ!」

「きっと凄いフラッシングだぜ!」


貼りましたw
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小魚らしいシャッドシェイプ。

フラッシング重視のフラットサイド。

リアにはペラも装着し 更なるアピール力を。


さらに
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金属だけで無く プラスチックウイングの可能性も模索。

このウィングは「pet樹脂」と言う物でして、わりと加工しやすく使いやすい材料です。

2つ共 60mm 15g と使いやすいサイズですね。


使用感はとても良いです。

ウイングがわりと大きいのと ボディーがフラットサイドの為、遠投は効きませんが 普通に使用するなら何ら問題無くキャスト出来ますし、アクションも充分に合格点でしょう。

アルミを貼ったボディーのフラッシングも良い感じです。



しかし、このウィング固定式のノイジープラグの正常進化はここで終わります。


ここから 私の妄想が爆発してしまい あらぬ方向へと進んで行くのでした。


「このアクションで更なるアピール力を持たせたら・・・」


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ボディーを大幅にサイズアップし ウイングも巨大化。

重量はついに1ozクラスに。

大きなアクションと強烈なフラッシング❗

これで釣れない訳が無い❗

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ど~です?

このド迫力❗

スイムテストをして見ると 大きなウイングで水をザブザブと掻き分ける勇姿が素敵です。

これなら出ますよ! 50いや60が🎵



・・・・・・・・・・・・・


ちゃんと飛べばね・・・・・




またまた つづく






自作ルアーの中でも 作るのが難しいノイジープラグ。


市販のウイングやカップを使えば それほどでも有りませんが、リグまで自作するとなると結構ハードルが上がります。


以前 私もアルミ板を加工して ウイングパーツを自作した事が有るのですが、かなり手間暇かかるうえに 精度を出して綺麗に仕上げるのは大変です。

そこで 市販のウイングを使ったりしたのですが やはりアルミ製の物が多いので 歪んで来たり 曲がってしまったり・・・


「もっと簡単に良いウイングは作れないものかなぁ?」

なんて 考えていた時。

フロッグさんの『ガンディーニ』シリーズの1つに可動しない開いたままのウイングを持つ物を見付けました。


なるほど このタイプだったら 小さなプラグにも使えるし 作るのもそれほど大変じゃ無さそうなので 早速自作してみる事にしました。

何より 私の大嫌いな「最初の動き出しにウイングが閉じたまま」と言う事が起こり得ないと言うのも気に入りましたしね。



キャストした時の抵抗を少なくする為に 少し小さ目にデザインする事。

アクションの切れを出す為に 出来るだけ薄い材料を使う事。

そんな事を真剣に考えながら 作った自作ウイングノイジー。


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ボディーは桧の丸棒を木工旋盤で削った物。

肝心のウイングは 強度とアクションの切れを考えてステンレスの 0.5mm板で作りました。

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実際に使ってみたら飛距離もマズマズで ワンアクション目から機敏に動く良いプラグに仕上がりました。




この自作ウイングに気を良くした私が次に考えたのが

「もう少しウイングを大きくして 大きなアクションを出し ブレードを付けてバドみたいにしたら面白いんじゃね?」


で 完成したのがこれ

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ウイングを加工しやすいアルミの 0.8mm板に変更し、少し大きくしました。

ボディーもバドを意識した形にして テールにブレードを装着。

ウイングが大きくなった反面 ブレード装着によりテールヘビーになった事で飛距離はそこそこ保っていて

「カシャカシャ」とブレード音も出す とても面白いルアーに仕上がりました。




で、ある時ふと思ったんです。


「こんなルアーにアルミを貼ったら・・・」

「俺だけ爆釣なんじゃないか・・・」

「凄い事になるんじゃないのか・・・」



悪魔のささやきでした。




つづく








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