最終コートのウレタンを吹いてから 放置する事数日。


表面にベタつきも出ず 完全硬化してくれたようです。


今使用している「レタンPG」と言うウレタンは 指触乾燥時間が速いので ホコリが着きにくいと言う長所が有ります。


ただ完全硬化するにはヤッパリ2日~3日はかかるので、リグを組むのは焦らない方が良いですね。




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リグを用意したらヒートンをネジ込み ペラの遊びやフックの向き等を確認しておきます。


確認出来たら1度ヒートンを抜いて 穴に瞬間接着剤を滴して行きます。


接着剤に取り付けた細いノズルを穴に差し込んで 溢れないように慎重に染み込ませて行き、余分をティッシュで作ったコヨリで吸い取っておきます。


この工程をする事でリグ穴からの浸水を防ごうと言う訳です。



そうやって組上がったルアーがコチラです。




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「ウンデッドミノータイプ 70」

ジェルトン製 72mm 20g


いつもはUVレジンで自作したアイを使用しているのですが このルアーには市販の2層グラスアイを入れてみました。


オールド風では無く どことなく端正な顔立ちに見えますねw




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ホワイトの肩にピンクのラインを吹き、シルバーのスケールを吹きました。


背中は黒を吹いた上にブルーパールのスケールを入れています。


ペラはボス付きの物をチョイス。


安定して廻るボス付きも良いし、ランダム的なボス無しも面白いですね。






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これも上の物と全く同じです。


ただ こちらは自作のオールド風アイを入れてみました。


目玉1つでずいぶん雰囲気が変わりますね。



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私はスナップ派なのですがフロントペラの前にカップワッシャーを入れた方がトラブルが減るような気がします。


なので よくカップワッシャーを入れるのですが 今回は敢えてビーズにしてみました。


この方が見た目オールド風になりますからね。


まぁ ただの気まぐれだったりするんですけどねw




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シンプルなグリーンシャッドは お気に入りのパターンの1つです。


こちらはボス無しのシンプルなペラを寝かし気味にセットしてあります。


見た目的には この方が古いウンデッドミノーに近いかも知れませんね。






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最大サイズ90mmのボディーをバスウッドを使って削り出してみました。


最大サイズが90mmって言うのもどうかと思いますけどねw


関東野池はアベレージが小さいので 作るルアーも小さくなりがちです。


だから時々 この位のルアーが作りたくなるのですが、出撃機会に恵まれずタックルボックスの肥やしになる事もしばしば…


でも 良いんです。


作っている時凄く楽しいからw




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この位のサイズだと削りやすいし 完成品を手に取った時のボリューム感も良い感じです。


普段 70mmで1/2oz なんてのバッカリこさえているから そう思うんでしょうけど本気のトッパーさん達にしてみたらコレが標準サイズなんでしょうからねw




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パールホワイトの上にイエローでスケールを入れてみましたが、同系色でメリハリがつかないのでちょっと明るいオレンジのラインを吹きました。


背中は黒で締めてから軽くスケールを吹いています。



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これもオールドっぽさを狙ってビーズを入れてみました。


こう言う ちょっとした事で雰囲気が変わるのが面白いですね🎵




さて、まだサイズ違いと もう1つ新しいルアーがあるのですが そちらはまた後日。
















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セルロースセメントによる下地コートが終わったら ボール盤を使用してアイホールを開けておきます。


アイホールがきちんと開いたら セルロースセメントを滴して浸水防止処理を施すのですが、私の場合 木材に馴染みやすくする為に少し薄めたセルロースを細筆でたっぷり目に塗っています。


このセルロースが乾燥したら もう一度塗ってやって下地工程は全て完了となります。


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さて、本来なら ここから塗装に入って行くのですが 前回書かせて頂いたように写真が無いのでウレタンコートの工程に跳ばせて頂きます( ノ;_ _)ノ



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小分けにした2液ウレタンを メーカーさんの指示通りの割合で混ぜて行きます。


電子秤を使用して正確に混ぜるのですが この時に役立つのが100均の紙コップです。


サイズも色々有りますし とても便利ですね。



現在使用しているウレタンは10対1混合の物なので A液10に対して硬化材を1入れて良く撹拌し、そこに20のウレタンシンナーを入れて稀釈します。


これで砂吹きをし 色止めします。


以前はこの砂吹きを2度行っていたのですが、現在使用している関西ペイントさんの「レタンPG」は1度の砂吹きで充分のようです。



砂吹きしたウレタンが硬化したら

「A液10 硬化材1 シンナー11」

のウレタンを作り たっぷりと吹き付けて行きます。



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1度目なので この位で良いと思います。



順調に行けば良いのですが こんな事も



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これは砂吹きの後で見つけた物なんですが、目と目の間 つまり眉間の辺りに埃が付着してしまいました。



ウレタンは硬化時間が長いので 使い始めた当初は 「この埃をいかに防ぐか」

と言う事ばかり考えていたのですが、最近は「着いたら着いたでしょうがない」と思えるようになりました。


勿論 今現在も埃を着けない努力は惜しんではいません。


ですが、大きなルアーメーカーと違い 「塗装だけのブース」とか「乾燥だけのブース」なんて持てる訳ないですからね。


だって私の工房「納屋」ですもんw


あくまでも趣味で作っている訳で、その趣味の延長としてフリマで販売をさせて頂いたりしている訳です。


それでも工房なんて呼べる場所が有るだけ感謝しないといけませんよね。




そうなると「埃を着けない」よりも「着いた埃をどうするか?」に力を傾けた方が良いと思えた訳です。


「埃」と言っても色々有りまして 完全硬化後に刷毛で払っただけで取れてしまうような硬化中に乗っかってしまった埃も有れば、ウレタンの塗膜に入り込んでしまった物も有ります。


前者はそのまま刷毛で払ってやれば問題無いのですが、問題は後者の入り込んでしまった埃です。


こればかりは硬化後ピンセットで埃が取れたとしてもウレタンコートに凹みが出来てしまいますので 1度サンディングしてから薄目のウレタンを吹き直す事になります。


1番いけないのが吹き付けて直ぐにピンセットで取り除こうとする事。


これはまず失敗します。


経験者は語りますw


ですので

「ウレタン吹き付け中に気付いた埃は硬化まで放置」

これが正解かと思います。


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今回は後2回吹き付けを行うつもりですので スポンジペーパーで全体に足付けを行いました。


このボディーにもう1度ウレタンをたっぷりと吹き付けてから更にサンディング。


そして最後にもう1度ウレタンをたっぷりと吹き付けてウレタンコートの完成です。




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さぁ ここまで来たら後は完全硬化を待ってから アイや各種リグを組み付けて完成となります。



気温や湿度にもよりますが 出来れば3日位放置してからリグを組むのが理想かと思います。













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木肌を整え 凹凸がなくなったボディーに下地となるセルロースセメントのコートを行って行きます。



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最初は薄いセルロースに浸けて 乾燥後にサンディング。


これを2回繰り返してから 濃いセルロースセメントに繰り返し浸けて丈夫な塗膜を作って行きます。


薄いセルロースが2回に濃いセルロースが10回で合計12回のコートを行いました。


いつもですと3~4回どぶ浸けしたら 400番位のペーパーをかけて表面を均すのですが、今回はその作業を挟まずに最後までどぶ浸けしてみました。



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12回のセルロースコートが終了したところです。


パッと見はツルツルのキレイな下地に見えますが、



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写真だと伝わり難いかと思いますが お分かりになりますかね?



分かり易くする為に表面を軽くペーパーでヤスってみました。




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これで分かるかな?




よく見るとセルロースセメントによる凹凸が見て取れます。



セルロースのどぶ浸けは文字通り 缶に入ったセルロースセメントにルアーブランクを浸けてしまい ムラの無い平滑な塗膜を作ろうと言う物です。



しかし 何度も繰り返して行くうちに少しずつムラが出来てしまいます。


セルロースの濃度だったり 気温や湿度による乾燥時間の長短だったりで起こるのだと思いますが、この少しずつ出来たムラの上に更にセルロースコートを続けて行くとムラが次第に大きくなって行きます。

これを防ぐ為に数回に1度サンディングを挟んでいました。


今回は「サンディング作業の必要性の確認」と「ブログネタ」の為にサンディング無しでやってみたんです。



セルロースコートって単調なのでネタに困るのですw




さて この出来てしまったムラをペーパーがけで均して行きます。


600番のペーパーとスポンジペーパーのスーパーファイン・ウルトラファインを使用します。


せっかく作った下地を削り過ぎないように注意しながらペーパーをかけて行きます。




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こんな感じになれば下地コートの終了です。




あとは塗装工程へと入って行くのですが、実は塗装完了しています。


なかなかブログを書けなかったので 話しの内容と工程にズレが出来てしまいました。



単純に写真撮り忘れただけなんですが…



と 言う訳で次回はウレタンコート編となる予定です。












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